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浮世の恋=刹那の美?
江戸の恋の価値観 今日は少し、江戸の恋の話をしてみたいと思います。 江戸文化の中でよく出てくる言葉に「浮世」というものがあります。 現代では、どこか軽い意味や遊びの世界のように感じる方も多いかもしれませんが、本来はそうではありません。 「浮世」とは、 この世は移ろうものだ という考え方です。 人の命も、季節も、関係も、やがて変わっていく。 江戸の人たちは、その移ろいをどこか受け入れながら生きていました。 そして、その感覚は恋の価値観にも表れています。 現代の恋は、 長く続くことや結婚など、 「関係が完成すること」を前提に考えることが多いですが、 江戸の恋は少し違う面があります。 それは 続かないことを知った上での恋 という感覚です。 たとえば吉原。 太夫や花魁と客の関係は、もちろん現実には商いでもありますが、 その中で本当に恋に落ちてしまう人もいました。 しかしその恋は、簡単には結ばれない。 だからこそ、 一度会う時間が濃くなる。 次に会えるかどうかわからない。 だからこそ、その夜が特別になる。 そんな感覚が江戸の文学や芸能の中に流れ込み、 やが

﨑 秀五郎
3月4日読了時間: 3分


赤坂茜彩「赤坂坂物語」
赤坂芸妓による舞台「赤坂坂物語」、無事に終演いたしました。 赤坂の坂に宿る歴史と人の情を、すべて端唄で構成し紡いだ本作。 赤坂芸妓衆総出演により、唄・舞・語りが一体となった舞台をお届けすることができました。 東京都からの要請という大きな機会を賜り、作・構成・演出を務めさせていただけたこと、芸に携わる者として大変光栄に存じます。滅多にない貴重な経験となりました。 ご来場くださいました皆様、関係者の皆様、そして舞台を共に創り上げてくださった赤坂芸妓衆に、心より御礼申し上げます。 赤坂の坂の物語は、これからも芸の中で生き続けてまいります。 誠にありがとうございました。

﨑 秀五郎
3月1日読了時間: 1分
見立ての美学
今日は「見立て」というお話を少し。 端唄や民謡をやっていると、 歌詞に直接「恋」や「別れ」と書いていないのに、 なぜか心が動くことがありますね。 それが「見立て」です。 江戸の人は、思っていることをそのまま言うのを野暮だと考えました。 だから花に心を重ね、波に恋を重ね、月に別れを映しました。 つまり、本当の気持ちは景色に預けて唄ったのです。 たとえば 「梅は咲いたか 桜はまだかいな」 これは花の話ではありません。 恋の機が熟したか、相手の心をそっと探っている唄です。 花を見ているようで、人の心を見ている。 これが見立ての面白さです。 民謡にも同じことがあります。 沖の波を見て恋を思い、 山の木を見て人生を重ねる。 暮らしの中の景色を借りて、言葉にできない思いを唄う。 だから民謡は素朴でありながら、深い情があるのです。 私たちが唄うとき、 歌詞の意味だけを追ってしまうと浅くなります。 「これは何に見立てているのか」 ここを考えることで、唄の奥行きが変わります。 端唄は短い唄ですが、 その短さの中に余白があります。 全部を説明せず、聴く人に想像させる

﨑 秀五郎
2月27日読了時間: 2分


岡山にて稽古そして博多へ
今日は、2月11日に有料発表会する岡山のお弟子さんの最終稽古でした。 長唄、端唄、民謡と様々な内容と趣向を凝らした構成と演出。 当日はすでに満席の模様。 挑戦する弟子を心から応援したいです。

﨑 秀五郎
2月5日読了時間: 1分


第一回リサイタル
昨日は多くのお客様にご来場賜り、 第一回 﨑秀五郎リサイタルを温かく見守っていただき、誠にありがとうございました。 江戸・明治の流行歌として育まれてきた端唄、そして民謡の数々を、 皆様と同じ時代の空気を共有する思いでご披露させていただきました。 本公演は、ゲストとしてご出演くださった 赤坂芸妓・育子姐さん、俳優・森本健介さん、花師・相澤喜雲さん、 そして舞台に関わってくださった多くの皆様のお力添えによって実現いたしました。 心より御礼申し上げます。 今回は「演奏する」という枠を超え、 五感で味わう舞台空間、そして江戸や明治の人々の心に寄り添う世界観づくりにも力を注ぎました。 音・言葉・花・所作が一つとなった時間を、皆様と共有できましたことを、何よりの喜びとしております。 これからも、日本の〈小曲〉の美を大切に守り、 次代へと継承し、伝えていく歩みを重ねてまいります。 また次の機会をご縁としていただけますよう、 一層精進してまいります。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

﨑 秀五郎
1月20日読了時間: 1分
1月19日 端唄リサイタル
https://youtu.be/1u4RwQmNlY4 私の初、リサイタルまであと5日。 当日券はございません。 ご予約のみです!

﨑 秀五郎
1月14日読了時間: 1分
今回のリサイタルについて
本公演は、 「端唄をエンターテインメントとして届けたい」 という思いから構成した特別な舞台です。 江戸の町で生まれ、座敷や路地、季節の移ろいの中で育まれてきた端唄。 その魅力を、音・言葉・空間を通して、五感で味わっていただく公演となります。 今回のコンセプトは 「陰翳礼讃」。 派手さではなく、 余白や間、翳りの美しさ。 江戸の美意識を、浅草九劇という空間の中で立体的に表現します。 見どころ ・端唄の名曲を軸にした、物語性のある構成 ・舞台照明による「影」の演出 ・生花による舞台演出 ・伝統でありながら、今を生きる言葉としての端唄 端唄が初めての方にも、 長く親しんでくださっている方にも、 それぞれの楽しみ方でご覧いただける内容です。 ご来場の皆さまへ 当日は、生花パフォーマンスの関係で、 通常より少し早めに開場する予定です。 よろしければ早めにお越しいただき、 舞台が出来上がっていく過程も含めてお楽しみください。 チケットについて 現在、席数に限りがございます。 ご来場をご予定の方は、お早めにお申し込みください。 浅草の夜に、 静かに、しかし確か

﨑 秀五郎
2025年12月15日読了時間: 2分
1月19日端唄リサイタル
【1月19日 端唄リサイタルにお申し込みの皆さまへ】 このたびはお申し込み誠にありがとうございます。 12月より、入場料のお振込み、もしくは現金でのお支払いを開始いたします。 ■ 【お振込先】 PayPay銀行(銀行コード:0033) はやぶさ支店(支店番号:003) 普通預金 7608349 口座名義:サキ シュウゴロウ ※お振り込み後は、確認のため必ずご一報ください。 ■ 【料金】 4,500円 当日は釣り銭の受け渡しで混雑する恐れがございますため、 可能な方は事前のお支払いにご協力いただけますと幸いです。 皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

﨑 秀五郎
2025年11月29日読了時間: 1分


今日は福岡(博多)稽古所
本日は博多のお稽古日。 2ヶ月に一度のゆったりペースで、だいたい第二金曜日に開いております。 完全予約制ですので、他の方と重なることはありません。 静かな空間で、ご自身の時間を大切にしながら、唄と三味線に向き合っていただけます。 博多の風情を感じながら、日常を少し離れたひとときを──。

﨑 秀五郎
2025年11月7日読了時間: 1分
🌸「月謝」と「お稽古料」についての私の考え
月謝というのは、もともと「師に対する月ごとのお礼」―― すなわち、一年分の御礼を月々に分けてお渡しする謝意の形です。 ですから、たとえお休みをしても「謝意」としてお納めするのが本来の姿。 これは、昔ながらの師弟関係の中に息づく、美しい文化です。 ただ、今の時代に生きる皆さんには、仕事や家庭、環境の変化もあります。 私は、お稽古を“続けやすく”することも大切な礼の形だと思うのです。 そこで私は、「お稽古料制」を採っています。 これは、月謝のように形式的な“会費”ではなく、 学ぶ時間そのものに対してのお支払いという考え方です。 もちろんキャンセル料はありますが、 「通いたい時に通える」「無理なく続けられる」―― それが結果として長く芸に親しむ道になると感じています。 芸の道は、義理や形式だけで続くものではありません。 心が向いた時に門をくぐれる自由さと、 学びたいと思える空気の柔らかさ―― 私はその両方を大事にしたいのです。 月謝の心も、お稽古料の仕組みも、 どちらも“礼”から生まれたもの。 その「礼」を今の時代に合う形で生かしていきたい―― それが

﨑 秀五郎
2025年10月27日読了時間: 1分


浅草鷲神社
皆さん、こんばんは😊 先日、浅草鷲神社(おおとりじんじゃ)の前を通ったら、もう酉の市の準備が始まっていました。 露店の屋根が並び、提灯が張られ、遠くからでもあの雰囲気が伝わってきて――季節の移ろいをしみじみと感じました。 この鷲神社は、酉の市発祥の地として知られるだけでなく、 芸能・興行と深い縁のある神社 でもあります。 江戸の頃、舞踊・演劇・寄席・見世物といった“人を魅せる”芸能が、この酉の市の場にも息づいていました。 “熊手を買う”という縁起物の買い物が、“お客様をかき込み、舞台の運を掴む”という芸の世界の意気込みと重なっていたのです。 芸を志す私たちにとって、舞台=“福をかき込む”場、観客を惹きつける場。だからこそ、今回この光景を目にして、改めて「来年・今年の稽古・舞台」に向けた覚悟を新たにしたいと思いました。 熊手の「かき込む」手つきが、まさに私たちが稽古で身につけたい“技・心・縁を掴む”という姿そのもの。 酉の市の賑わいの中には、昔ながらの興行精神が、下町の空気とともに今も漂っています。 今年も、舞台ひとつひとつを大切に、皆さんととも

﨑 秀五郎
2025年10月23日読了時間: 1分


10月4日 大阪浴衣会ご報告
10月4日、大阪にて浴衣会を開催いたしました。 今回も各地からお仲間が集い、華やかな浴衣姿で舞台を彩りました。小田原からも6名が参加し、遠方からの応援と共演が大きな力となり、会場は一層の熱気に包まれました。 舞台では、それぞれが稽古の成果を発揮し、三味線の音色や唄声に会場全...

﨑 秀五郎
2025年10月8日読了時間: 1分


9月4日 小田原浴衣会ご報告
9月4日、いつもは浅草で開催の公演を、小田原にて。 浴衣会を開催いたしました。 残暑の中にも秋の気配が漂う季節、色とりどりの浴衣姿が会場を彩り、華やかで和やかな一日となりました。 出演された皆さんは、この日のために積み重ねてきた稽古の成果を存分に披露され、会場からは温かい拍手が絶えませんでした。初舞台の方も、長く稽古を重ねてきた方も、それぞれの持ち味を活かした演奏や唄で、舞台を大いに盛り上げてくださいました。 また、仲間同士が支え合い、失敗も含めて笑顔で受け止める社中ならではの空気も、この会の魅力の一つです。舞台だけでなく、舞台袖や客席で交わされる言葉にも、お互いを思いやる温かさがあふれていました。 終演後は、日常を離れたひとときを共に楽しみ、また次への励みに繋がったことと思います。小田原という歴史ある土地の風情も相まって、忘れられない一日となりました。

﨑 秀五郎
2025年10月8日読了時間: 1分
端唄ライブ 文学と邦楽 終了
昨日の端唄ミニライブ🎶 思った以上に多くのお客様がいらしてくださり、遠方からもお越しいただきました✨ いつもは空席が出ることも多かったので…正直びっくり😳 「小さな空間で、思考を変えてライブをつくる」 そんな新しい可能性を感じています🌸 🎥...

﨑 秀五郎
2025年8月29日読了時間: 1分
【高松稽古所 懇親会のご報告】
本日は、高松稽古所の皆さんとささやかな懇親のひとときを過ごしました。 なかなか全員が揃う機会は限られておりますが、それでも皆で顔を合わせると自然と笑顔が生まれ、あっという間に時が過ぎていきます。12月に予定している発表会に向けて、まさに“心を一つにする”団結会となりました。...

﨑 秀五郎
2025年8月3日読了時間: 1分
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