top of page

芸を磨く

「芸を磨く」という道のりは、一人で孤独に歩むものではありません。

ひたすらに自分の技術を高めるための練習はもちろん重要ですが、それだけが全てではありません。

他人の演奏や異なるジャンルの音楽に耳を傾けることも、同じくらい大切です。


他人の演奏を聞くことで、技術や表現の幅を広げるきっかけが得られることがあります。

自分では思いつかないようなアプローチやニュアンスを見つけることができます。

また、異なるジャンルの音楽に触れることで、異文化や異なるスタイルの表現方法を学ぶことができ、それが自分の演奏に新たな深みや独自性をもたらすこともあります。


人によってですが、他人の演奏が良く聞こえるのは、自分にないアプローチをしているからです。

それを劣っていると判断してしまうと、共演ではなく競演になってしまいます。

お互いの良い点を認め合い、学び合うことで、真の共演が生まれます。


視野を広げ、さまざまな音楽に触れることは、自分自身の成長につながります。


時には、自分が演奏しない音楽を聞くことで、自分の演奏が驚くほど向上することもあるのです。

新たな発見やインスピレーションを得るために、積極的に他人の演奏を聞き、異なるジャンルの音楽に親しむことも良いですね。


自分の芸を磨くために必要なのは、自分自身の努力だけでなく、他者から学ぶ姿勢です。

他人の音楽を尊重し、そこから学び取ることができれば、自分の演奏もまた一段と輝きを増すでしょう


その心を持って、お稽古、発表会などに臨んでください。

 
 
 

最新記事

すべて表示
浮世の恋=刹那の美?

江戸の恋の価値観 今日は少し、江戸の恋の話をしてみたいと思います。 江戸文化の中でよく出てくる言葉に「浮世」というものがあります。 現代では、どこか軽い意味や遊びの世界のように感じる方も多いかもしれませんが、本来はそうではありません。 「浮世」とは、 この世は移ろうものだ という考え方です。 人の命も、季節も、関係も、やがて変わっていく。 江戸の人たちは、その移ろいをどこか受け入れながら生きていま

 
 
 
見立ての美学

今日は「見立て」というお話を少し。 端唄や民謡をやっていると、 歌詞に直接「恋」や「別れ」と書いていないのに、 なぜか心が動くことがありますね。 それが「見立て」です。 江戸の人は、思っていることをそのまま言うのを野暮だと考えました。 だから花に心を重ね、波に恋を重ね、月に別れを映しました。 つまり、本当の気持ちは景色に預けて唄ったのです。 たとえば 「梅は咲いたか 桜はまだかいな」 これは花の話

 
 
 

コメント

5つ星のうち0と評価されています。
まだ評価がありません

評価を追加
bottom of page